Linuxユーザの立場から、役立つ情報や困ったときの解決方法を分かりやすく、かつ簡潔に記事にまとめています。主に、Ubuntu 8.04(→9.04)やCentOS 5.2(→5.3)で確認したことですが、他のディストリビューションでも応用できると思います。内容は(1)設定ファイルの書き方(2)役立つソフトウェア紹介やインストール方法(3)便利なコマンドの使い方や活用例(4)困ったときの解決方法です。このページの末尾にキーワード別で記事を分類してあります。また、真上の「ブログ検索」フォームからブログ内の記事を検索できます。

2009年2月14日土曜日

Dejavu、efont、Bitstream Veraフォントをインストール このエントリーを含むはてなブックマーク

本記事では、Dejavu, efont, Bitstream Veraフォントのインストールについてまとめる(CentOSにて行った)。

Bitstream Veraフォント

/usr/share/bitstream-veraディレクトリにTrueTypeフォントがもともとあるが、fontpathが登録されていなかった。/etc/X11/xorg.confでフォントパスを次のように登録した

FontPath "/usr/share/fonts/dejavu"

さらに、/etc/X11/fs/configでxfsにフォントパスも登録した。 catalogueでコンマで区切ってパスを登録する形式になっている。

次に/usr/share/bitstream-veraに移動して、mkfontdirとmkfontscaleを実行する。後は、設定の読み込み作業など(fc-cacheとxset fp rehash など。またservice xfs restartでxfsを再起動する。これらは、どれが必要で、どれが不必要なのかいまいち理解できていないが、実行して間違いはないようなので、一通り実行している。しかし、この後にxfontselを実行しても登録されていないので、X自体を再起動する。すると、xfontselに反映される。詳細な手順は「M+とIPAの合成フォントのインストール 」参照のこと)

efont

efontはsourceforgeのefontプロジェクトからダウンロードしてくる。

efontは、tarボールで圧縮されているので展開する。そして、適当なディレクトリ(例えば/usr/share/fontsなど)にttfファイルをコピーする。私は/usr/local/share/fonts/efontディレクトリを作成して、そこに格納した。/usr/share/fontsや/usr/share/X11/fontsなどのディレクトリはデフォルトのシステムのフォントディレクトリなのでその下に作ったディレクトリに格納しておけば、何も設定しなくてもそのフォントは認識される。しかし、/usr/local/share/fontsはデフォルトのディレクトリでないので、システムに登録する必要がある。

システムへのフォントディレクトリの登録は/etc/fonts/local.confで行う。もともとlocal.confという設定ファイルは存在しないので、次のように自作する。

<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
<!-- /etc/fonts/local.conf file for local customizations -->
<fontconfig>
    <dir>/usr/local/share/fonts</dir>
</fontconfig>

ちなみに、/etc/fonts/fonts.confを見てみると、システムのデフォルトのフォントディレクトリが書かれているのが分かる。この設定ファイルのヘッダに注意書きされているように、fonts.confは直に編集してはならない。カスタマイズはlocal.confにすること

ちなみに、フォントパスなどの登録、反映は上のvitstream veraの場合と同じ。

xtermで日本語を扱えるフォントはあまりないけれど、efontは使えるのでインストールした。xtermのフォント設定は~/.Xresouceから行う。

Dejavuフォント

Dejavuフォントはrpmfindからfedora core9用のパッケージdejavu-fonts-2.24-3.fc9.noarch.rpmをダウンロードする。

$ rpm -ivh dejavu-fonts-2.24-3.fc9.noarch.rpm
でインストールできる。このフォントのdejavu sans monoをemacsで使うことにする。 CentOS5.2ではemacs 21が入っている。これで他のフォントに変更したらなぜか欧文が□になってうまく表示できない。いろいろ試してみて、dejavuを入れてemacs23にしたらうまくdejavu sans monoを登録できた。

まず、上のようにdejavu-fontsをインストールする(ちなみに、フォントパスなどの登録、反映は上のvitstream veraの場合と同じ)。次に、http://people.redhat.com/coldwell/emacs/repo/rhel/emacs-release-23-1.el5.noarch.rpmを取ってきてインストールする。そして、

yum update emacs-common
とするとemacs23にバージョンアップできた。emacs-commonを入れると、gnome関連のパッケージも依存性によりインストールされて嫌だったけれど、仕方なし。

参考サイト

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