本記事は、Buffaloの無線LANアクセスポイントWLA-G54のLinuxからの設定で、分かったことをまとめる。
この製品は、ルータ機能のない、アクセスポイントである。設定するには、有線あるいは無線で、このアクセスポイントにブラウザからアクセスして行う。しかし、作業をしているネットワーク(プロキシで隔離されたDHCPによるプライベートネットワーク)で、Linuxからアクセスしても設定画面が表示されなかった。
ネット上には、同じように設定画面が表示されないという情報がいくつか見られた、本質的な解決になるような手がかりは得られなかった。アクセスポイントのIPアドレスは、製品ごとに違うし、設定で変更できるので、中古で入手した場合は既に変更されているかもしれない。初期化ボタンが本体にあるので、初期化すると、デフォルトのIPアドレスに戻すことができる。
ちなみに、WLA-G54のデフォルトIPアドレスは192.168.11.1だった。初期化してから、このアドレスにブラウザでアクセスしたが、何も表示されなかった(もちろん、プロキシは使わないで直接接続している)。次のコマンドで調べたら、アクセスポイントの有線側のMACアドレスおよび192.168.11.1が表示されるので、ネットワーク上には存在するらしい。
$ arp -a
結局、他のネットワーク(ここも、プロキシで隔離されたDHCPによるプライベートネットワーク)で、Windows機から設定した。アクセスポイントの設定には、作業用PCを有線・無線いずれでアクセスポイントに接続しても、設定はできるようだ。ここでは、有線から設定した。
方法は、まず無線LANアクセスポイントおよび、作業用Windows機をネットワークにそれぞれ接続。そして、BuffaloのWebサイトから、設定用のソフトをダウンロード&インストール。設定ソフトを起動して、アクセスポイントのIPアドレスをDHCPで取得するように設定。その後、アクセスポイントのアドレスでブラウザが自動で立ち上がるはず(そうでないなら、作業用PCからIPアドレスを調べて、そこにブラウザからアクセスする)。うまくいけば、認証ダイアログが現れるはず。パスワードなど設定していなければ、ユーザ名でrootを入れるだけで、ログインできる。
以下は、設定内容に関するメモ。デフォルトの設定から、変更した点は以下の通り。まず、暗号化方式はAESを設定し、パスワードは適当に決める。暗号化方式は、wep,tkip,aesの3種類が選択できるが、セキュリティおよびその方式を利用できるマシンとの兼ね合いで決める。ESSIDを任意に決める。ANY接続を許可しない。本体情報(?)なるところで、アクセスポイントの名称を任意に登録する。また、rootのパスワードも設定する。以上
Ubuntu9.04を入れてあるマシンから無線LANカードBuffaloのWLI-CB-54を使って接続するときに、このマシンにおける設定内容は以下の通り。まず、Ubuntu 9.04で無線LANにあるように、あらかじめドライバをインストールして、無線LANが利用できる状態にしておく。そして、次に無線接続のためのプロファイルを作成する。
「システム→設定→ネットワーク接続」で無線のタブの追加ボタンを押す。接続名を適当に決める。SSIDには、アクセスポイントに設定したSSIDを入れる。無線セキュリティでは、WPA&WPA2パーソナルを選択し、アクセスポイントで設定したパスワードを入れる。IPv4設定では、メソッドで自動(DHCP)を選択する(ここは、利用ネットワークごとに、適切に変更する必要があるかもしれない。例えば、IPは固定でH割り振られているときなど)。無線セキュリティでは、WPA2は調べてみると暗号化方式にAESを実装したものらしいので、これで良い。パーソナルの他にエンタープライズというものもあるが、これは、認証サーバを使う場合らしいので、今回はエンタープライズでなくパーソナルの方を選択している。
後は、ネットワークマネージャのアプレットから、無線を有効にする。アクセスポイントではANY接続を許可しないようにしているので、利用できるアクセスポイントの一覧に、今回設定したアクセスポイントは含まれていないはず。ステルスモードで、アクセスポイントに接続するといったような項目があるので、それを選択し、上で作成したプロファイルでアクセスを試みる。うまくできていれば、これで接続が確立されるはず。
追記:Any接続を拒否したら、接続できなくなった(昨日は、接続できていたはずなのに)。原因不明。
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