本記事では、ターミナルでlessで日本語の文字化け対策についてまとめる。
lessはファイルを読み込むためによく使うコマンドだが、デフォルトでは日本語のテキストは文字化けしてしまう。代わりにlvコマンドを使えば良い。
~/.bashrcに次の行
alias less='lv'を挿入して、lessのエイリアスをlvとしておく。
こうすると、(代わりにlvが実行されるので)今まで通りlessと入力してファイルの閲覧ができる。
Linuxユーザの立場から、役立つ情報や困ったときの解決方法を分かりやすく、かつ簡潔に記事にまとめています。主に、Ubuntu 8.04(→9.04)やCentOS 5.2(→5.3)で確認したことですが、他のディストリビューションでも応用できると思います。内容は(1)設定ファイルの書き方(2)役立つソフトウェア紹介やインストール方法(3)便利なコマンドの使い方や活用例(4)困ったときの解決方法です。このページの末尾にキーワード別で記事を分類してあります。また、真上の「ブログ検索」フォームからブログ内の記事を検索できます。
本記事では、Ubuntu 8.04の導入されたPCに外付けHDDをUSB接続して、パーティションを切り、マウントポイントの登録、一般ユーザがアクセスできるように所有権の変更など一連の作業をまとめる。
私はUbuntuのバックアップを外付けHDDにとろうと思い、試したところうまくいかず試行錯誤を繰り替えしてしまった。その一番の原因は以下の通りであった。バックアップは、rsyncという同期をとるツールを使って自動的にバックアップをとる仕組みをスクリプトで書こうと試みた(本記事の末尾に、スクリプトの載せている)。
設定は、ノートPCにインストールしているUbuntuのhome, etc, var, usr/localといったディレクトリ以下をUSB接続の外付けHDDにバックアップをとることである。実際にスクリプトを動かせてみると、ほとんどすべてのファイルが下のような
chown ・・・・:Operation not permitted
というエラーによって失敗してしまった。エラー出力は以下の通りである:
2008/10/26 20:12:38 [6028] rsync: chown "/media/tstar/200810backup/home/waterman/.cache/audacious/thumbs/.Classic1.3.png.x3IqDy" failed: Operation not permitted (1) 2008/10/26 20:12:38 [6028] >f+++++++++ home/waterman/.cache/audacious/thumbs/Default.png 2008/10/26 20:12:38 [6028] rsync: chown "/media/tstar/200810backup/home/waterman/.cache/audacious/thumbs/.Default.png.WEqFI6" failed: Operation not permitted (1) 2008/10/26 20:12:38 [6028] >f+++++++++ home/waterman/.cache/audacious/thumbs/Ivory.png 2008/10/26 20:12:38 [6028] rsync: chown "/media/tstar/200810backup/home/waterman/.cache/audacious/thumbs/.Ivory.png.pEaHOE" failed: Operation not permitted (1)
おそらく「バックアップ先に転送しようとしたけれど、アクセス権がないのでできません」らしいことは分かる。もちろん、sudoを使ってルート権限を持った状態でコマンドを実行しているのにである。これを解決するために、1ステップづつ試してみた結果を以下にまとめる。
(注)同じ症状でうまくバックアップをとれないという報告がUbuntu Forumsなどで見られたが、直接 解決につながる報告を見つけることができなかった。
何が原因なのかよく分からないので、一度まっさらな状態にしてゼロから確認してみようと思った。まずGPartedというパーティションを切るツールをsynapticからインストールする。これはGUIで簡単にパーティション作業ができるので非常に便利なツールである(なぜか、「すべてのデバイスをスキャン中…」というところでやたらと時間がかかるのが難点)。
このアプリで、既存のファイルシステムを削除してから、新規ファイルシステムとしてfat32を選択する。パーティションが切れたら、念のためフォーマットもしておく。また、HDDのデバイス名(図では、/dev/sdb1となっている)を確認しておく。
/etc/fstabは、システムにマウントされるデバイスのマウント先が登録されている。この設定ファイルに次の1行を追加する。
/dev/sdb1 /media/tstar vfat iocharset=utf8,umask=000 0 0
1番目の項目はデバイス名、2番目の項目はマウントポイントである。なので、Gpartedあるいは次のコマンド
$ sudo fdisk -lでデバイス名を確認する必要がある。
また、マウントポイントとして/media/tstarがなければ作成する。
$ sudo mkdir /media/tstar
そして、
$ sudo mount /media/tstarを実行するとマウントできる。ちなみに、これまではGUIからマウント、アンマウントの操作をできていたのに、なぜかGUIからの操作ができなくなった。CUIからmountあるいはumountのコマンドで操作できるので問題ないのだが、どういう訳だろう?
上で説明した設定の下で、まずマウント先のディレクトリの所有権をユーザに変更することを試みた。 (もし所有権を変更できたならば、アクセスする権限がないなどと怒られないだろうから)
$ cd /media $ sudo mount tstar $ ls -al lrwxrwxrwx 1 root root 7 2008-09-07 02:52 floppy -> floppy0 drwxr-xr-x 2 root root 4.0K 2008-09-07 02:52 floppy0 drwxr-xr-x 3 root root 4.0K 2008-10-26 20:49 tstar drwxr-xr-x 4 root root 4.0K 2008-10-26 21:04 . drwxr-xr-x 23 root root 4.0K 2008-10-26 18:48 ..
このようにHDDであるtstarの所有者はもちろんrootになっているので、所有者を変更するため
$ sudo chown ユーザ名:ユーザ名 tstarと実行してみたが、permission deniedというようなエラーメッセージが出て失敗した。また、ダメ押しでbackupスクリプトを走らせてみたが、また上と同じ症状が発生した。したがって、別の方法でトライすることにした。
(注)マウントしないで所有権の変更を試みたら、うまく変更できた。しかし、その後にマウントしたら、自動的に所有権がrootに変わっていたので、結局ダメだった。
パーティションの切り方は、ファイルシステムをext3に指定することを除いて上とまったく同じ。
マウントポイントの登録は今度は
/dev/sdb1 /media/tstar ext3 defaults,relatime 0 0という一行を/etc/fstabに挿入する。
今回も同じように所有権の変更を試みた。
$ cd /media $ sudo mount tstar $ ls -al lrwxrwxrwx 1 root root 7 2008-09-07 02:52 floppy -> floppy0 drwxr-xr-x 2 root root 4.0K 2008-09-07 02:52 floppy0 drwxr-xr-x 3 root root 4.0K 2008-10-26 20:49 tstar drwxr-xr-x 4 root root 4.0K 2008-10-26 21:04 . drwxr-xr-x 23 root root 4.0K 2008-10-26 18:48 .. $ sudo chown ユーザ名:ユーザ名 tstar今度はうまく所有権を変更できた。そして、バックアップスクリプトを走らせてみると、エラーもなくバックアップをとることができた!
(補足)アンマウントした後に、再度マウントしても所有権はユーザのままだった。また、再起動しても保存されていた。
ほとんどファイルシステムが違うだけの2通りの方法を試みて一方が成功して、他方が失敗したので、ファイルシステムが原因なのではないかと思われる。実は、後で調べて分かったことだが、vfat, fatなどのファイルシステムをマウントしたとき、基本的に所有者がrootになってしまうようだ。もしユーザやグループを指定してマウントしたいならば、マウントオプションで指定するかfstabに記述しておく必要がある。
例:
$ mount /media/tstart -o uid=xxx, gid=yyy
参考: 「バックアップ用ポータブルドライブに最適なファイルシステムに関する一考察」 「[linux-users:22683] mount option for fat (Re: Mosaic)」
次のスクリプトの処理手順は
本記事では、シェルスクリプトでの標準入出力のリダイレクトについてまとめる。
標準出力はfile.txtに書き込まれる。(標準エラー出力は画面に表示される)
$ command1 > file.txt
標準出力はfile.txtの末尾に追加する形で書き込まれる。
$ command1 >> file.txt
標準出力はfile.txtに書き込まれ、標準エラー出力はerr.txtに書き込まれる。
$ command1 > file.txt 2> err.txt
標準出力とエラー出力はともにfile.txtに書き込まれる。
$ command1 > file.txt 2>&1
(注)最初に>file.txtが評価される。command1の標準出力がfile.txtに書き込まれる。次に、command1の標準エラー出力が標準出力に向けられる。この時点で標準出力=file.txtである!ので、標準エラー出力はfile.txtに書き込まれる。
標準エラー出力は画面に表示され、標準出力はfile.txtに出力される。
$ command1 2>&1 > file.txt
(注)最初に2>&1が評価される。そのとき、command1の標準エラー出力は標準出力に向けられる。この時点で標準出力=画面である!ことに注意する。その後に、command1の標準出力はfile.txtに書き込まれる。
まず、command1の標準出力がcommand2の標準入力に結合される。そして、command1の標準エラー出力は標準出力に向けられる。すなわち、標準出力とエラー出力がともにcommand2に渡される。
$ command1 2>&1 | command2
(注)まず初めにパイプでコマンド同士の入出力が結合される!その後にリダイレクトが評価される。
参考サイト:「シェルを使おう -応用編-」に非常に分かりやすい説明が載っている。
本記事では、Ubuntu 8.04に日本語、プログラミング用のmanpageを導入する方法をまとめる。
これまで使用してきたlinuxでは、日本語でmanpageを読む場合は、manコマンドでなくjmanコマンドを使っていた。しかし、デフォルトでjmanコマンドが入っていない。
調べてみると、
manpages-ja, 一般ユーザ向けのmanpage manpages-ja-dev 開発者向けのmanpageが入っていない。
さらに、
manpages-posix, manpages-posix-devもまた入っていない。したがって、この4つをsynapticで入れておく。ちなみに、manコマンドで日本語のマニュアルが見られる。jmanコマンドは使われなくなったのだろうか?
本記事では、synapticあるいはapt-getを実行するとエラーが発生する症状の解決法をまとめる。
原因は、リポジトリの公開鍵が登録されていないことにある。pgp.nic.ad.jpの公開鍵058A05E90C4ECFECを登録するには、
$ pgp --keyserver pgp.nic.ad.jp --recv-keys 058A05E90C4ECFEC $ sudo gpg --armor --export 058A05E90C4ECFEC | sudo apt-key add - $ sudo gpg --armor --export 058A05E90C4ECFEC | sudo apt-key add -
(僕の環境では2回実行しないと適用されなかった)
本記事では、CtrlボタンとCapsLockボタンのシステム的に交換する方法をまとめる。
そのためには、設定ファイル/etc/X11/xorg.confにて、
[前] Option "XkbOptions" "grp:alt_shift_toggle,grp_led:scroll" [後] Option "XkbOptions" "grp:alt_shift_toggle,grp_led:scroll,ctrl:swapcaps"と変更する。再ログインすると、設定は有効になる。
set encoding=utf-8 set fileencoding=utf-8 set fileencodings=utf-8,cp932,iso-2022-jp,euc-jp set backspace=2 set tabstop=2 set shiftwidth=4 set expandtab highlight tabs ctermbg=green guibg=green set list set number set ruler set smartindent
本記事では、3つのパッケージ管理ツール(apt-get, dselect, dpkg)について概説して、システムの移行作業への活用法をまとめる。すなわち、旧システムに導入済みのすべてのパッケージを新システムに一括インストールする方法。
レポジトリを登録する。設定ファイル/etc/apt/sources.listに、レポジトリを記述する。例えば、Ubuntu 8.04の場合は次のようにする。
deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja hardy/ deb http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja hardy-ja/
パッケージ情報を更新する。登録したレポジトリを参照して、パッケージの一覧を取得する。アップグレード、インストールの前に実行する。
$ apt-get update
パッケージをアップグレードする。
$ apt-get dist-upgrade
指定のパッケージをインストールする。
$ apt-get install パッケージ名
関連サイト:「ATP HOWTO」
パッケージを一覧から選んで対話的にインストールする。もちろんsources.listが正しく設定されている必要がある。
ローカルマシン内で、指定のパッケージをインストール、アンインストール、情報取得などを行う。
パッケージをインストールする。
$ dpkg -i パッケージ名
パッケージをアンインストールする。
$ dpkg -r パッケージ名 // etc以下の設定ファイルは残す。 $ dpkg --purge パッケージ名 //すべてのファイルを消去する。
インストールパッケージの一覧を取得する。
$ dpkg -l または $ dpkg -l パッケージ名 または $ dpkg --get-selections > 一覧をダンプするファイル名
インストールされたパッケージのファイル名を一覧
$ dpkg -L パッケージ名
特定のファイルが含まれるパッケージ名を検索する。
$ dpkg -S ファイル名
パッケージファイルの中身を一覧表示する。
$ dpkg -c パッケージ名
パッケージの中身を抽出する。
$ dpkg -x パッケージ名 展開する場所
パッケージの状態を確認する。インストール中断や設定失敗など何らかのエラー状態にあるパッケージを表示する。
$ dpkg --audit
一覧表に指定されたファイルリストをインストール指定する。
$ dpkg --set-selections < インストールファイルの一覧表
出典:dpkgコマンドの扱い方は、LANDISK HACKING DIARY 「apt-get, dpkgコマンドでパッケージ管理」から引用しました。こちらにより詳しい情報が載っています。
旧システムにインストールされたパッケージ一覧を取得する。 旧システムにおいて以下を実行して、パッケージ一覧を作成する。
$ dpkg --get-selections > packagelist.txt
新システムにパッケージをインストールする。 旧システムのパッケージ一式をインストール指定する。
$ dpkg --set-selections
関連サイト:「パッケージやパッケージシステムのFAQ」
本記事では、gnome-terminalでフォントや色の設定をまとめる。
端末とは、システム内部にコマンドで命令を伝えるときの窓口に対応するものである。
ドルマーク($)の直後のカーソルが点滅しているところに、コマンドを入力してEnterを押すことで、システムに指定の動作をするように伝える。上の図では、lsコマンドを入力して、現在のディレクトリ(/usr)にあるファイルおよびディレクトリの一覧を表示させている。このように、ユーザは端末を介してシステムと対話することで、作業を行う。
上の図ではメニューバーが非表示になっているが、表示されていれば、「編集→現在のプロファイル」を選択する。そうでなければ、端末上で右クリックすればメニューが現れるので、「このプロファイルの編集」を選択する。すると、次のダイアログが現れる。
次に、テキスト色と背景色の設定を行う。「色」というタブを選択すると、次のダイアログとなる。「システム・テーマの色を使用する」のチェックを外して、「組み込みスキーム」から「明るい黄色地に黒文字」を選択した。
GNOME Artというサイトに各種テーマが置いてあるので、好きなものをダウンロードする。tar.gzなど圧縮されているファイルは解凍しないでそのままローカルPCに保存する。「システム→設定→外観の設定」で、次のダイアログが現れる。
ちなみに私がダウンロードしたのは、WindowBorderというジャンルにあるMWMというウィンドウの縁のデザイン。昔のウィンドウマネージャのことはあまり知らないのだが、FVWMというウィンドウマネージャでよく見る外観である。
$source ~/.bashrcを実行して設定ファイルを読み込んでください。
前回の記事「.bash_profileで環境変数を設定する」に引き続き、本記事は.bashrcの設定についてまとめます。2つの設定ファイルはともにシェルに初期設定を登録するためのファイルですが、.bash_profileは基本的にログイン時にのみ読み込まれるのに対して、.bashrcはシェルが起動する度に読み込まれるのでした。
シェルを起動する度に読み込まれる設定ファイルです(ホームディレクトリに置いておきます)。.bashrcでは、主にエイリアスやユーザ定義関数、シェルの起動の度に実行するコマンドなどを登録します。
ファイル作成したときは、読み書き実行に関して誰が行えるか(ファイルへのアクセスの権限)を取り決めることができます。これをパーミッションといいます。ファイル(file.txt)のパーミッションは小文字のエルをオプションとして指定することで、lsコマンドで確認できます。
$ ls -l file.txt -rw-r--r-- 1 hoge hoge 3 2008-10-25 20:05 file.txt
この出力結果の見方は「パーミッションとは」に分かりやすい説明が載っています。
.bashrcに
umask 022という1行を入れておくと、ファイルを新規作成したときに、そのファイルのパーミッションは644になります。すなわち、作成したユーザは読み書きができますが、それ以外の人は読むことしかできません。
fortuneは、実行する度に格言やジョークを端末に表示するプログラムである。シェルを立ち上げる度に、自動的にfortuneを実行するようにbashrcに書き込んでおくと楽しい。apt-getなどで、
# apt-get install fortune-modインストールする。
ちなみに、fortuneの語源はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、「フォーチュン・クッキー(fortune cookie)とは、中に運勢の書かれた紙片の入った菓子である。アメリカ合衆国の中華料理店では殆どの店で食後に出される。」とのこと。
# .bashrc # User specific aliases and functions alias rm='rm -i' alias cp='cp -i' alias mv='mv -i' #alias ls='ls -F --color=auto' alias ls='ls --color=auto --ignore-backups --human-readable -vxX ' alias eng='LANG=C LANGUAGE=C LC_ALL=C' # don't put duplicate lines in the history. See bash(1) for more options export HISTCONTROL=ignoredups # ... and ignore same sucessive entries. export HISTCONTROL=ignoreboth # Source global definitions if [ -f /etc/bashrc ]; then . /etc/bashrc fi # enable programmable completion features (you don't need to enable # this, if it's already enabled in /etc/bash.bashrc and /etc/profile # sources /etc/bash.bashrc). if [ -f /etc/bash_completion ]; then . /etc/bash_completion fi umask 022 /usr/games/fortune
ただし、ssh接続されるサーバ上のアカウントで/usr/games/fortuneの行を書いていたら そのアカウントに対してscpできない。回避方法としては、~/.bashrcでなく~/.bash_profileなどに書いておく(そうしたら、端末を立ち上げるごとでなくて、ログインにつき1回しかfortuneは実行されないが)。
ディストリビューションによっては、/usr/games/fortuneではなくて/usr/bin/fortuneかもしれない。fortuneをインストールしたが、実行ファイルの場所が分からないときは
$ which fortuneを実行して場所を確認すること。
バッシュシェルを使っている場合、ホームディレクトリに
.bashrc
.bash_profile <----(誤)Ubuntu 8.04では.profileを優先して読み込みます。
というファイルがある場合、シェルはそのファイルを読み込んで設定を登録します。.bashrcはシェルが起動する度(例えば、ktermなどの端末を立ち上げる度)に読み込まれる一方、.bash_profileは基本的にログインしたときにだけ読み込まれます。
(注)ドットで始まるファイルはlsコマンドだけでは通常は表示されません。lsコマンドにaオプションを付けて
$ ls -aと実行すれば、ドットで始まるファイルなどすべてのファイルが表示されます。
.bash_profileに環境変数の設定をして、シェルの動作を変えることができます。
$ printenv | lessを実行すると、設定されている変数の一覧が表示されます。
例えば、以下のように左辺に環境変数で、右辺にその設定値として表示されます。
SHELL=/bin/bash TERM=xterm http_proxy=yyy USERNAME=xxx COLORTERM=gnome-terminal PATH=/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/usr/games LANG=ja_JP.UTF-8
まず最初はシステムの設定/etc/profileが読み込まれます(これはユーザの設定ではないので、一般ユーザは編集できません!)。その次に、下に示した順番でユーザごとの設定ファイルが読み込まれます。
~/.bash_profileに以下のように書き込む。
書式の例:
環境変数1=設定値1 環境変数2=設定値2 環境変数3=設定値3 … export 環境変数1 環境変数2 環境変数3 …
.bash_profileの設定例:
# .bash_profile # Get the aliases and functions if [ -f ~/.bashrc ]; then . ~/.bashrc fi # User specific environment and startup programs ENV=$HOME/.bashrc USERNAME="xxxx" PATH=$PATH:"/$HOME/bin" export USERNAME ENV PATH
ログアウトして、再ログインする。あるいは以下のコマンドで設定を更新する。
$source ~/.bash_profile
シェル変数を設定して、バッシュの動作を変えることもできる。 例えば、@ITの「bashのカスタマイズ」が参考になります。
Ubuntu 8.04では、C言語で書いたソースファイルをコンパイルできないことがあります。コンパイラgccは入っているようですが、ライブラリlibc6-devがデフォルトで入っていないことが原因のようです。
試しに、"Hello, world!"をprintfで出力する超有名なプログラムをコンパイルしてみると、
$ gcc hello.c -o hello hello.c:1:14: error: stdio.h: No such file or directoryと確かに怒られてしまいます。このプログラムって一種の儀式だと思っていたんだけど、要はこういう不具合(というか単にライブラリがないだけ)のときに、自分の書いたプログラムのバグが原因なのか、それともシステム側に原因があるのか切り分けるためのプログラムなんですね。
ネットで調べてみると、build-essentialというパッケージ(Debianパッケージを作成するときに使うかもしれないツール一式)を入れるとうまくいったと報告されていたので、同じようにそのパッケージをインストールしてみると、問題なくコンパイルできました。
$sudo apt-get install buld-essential
Unix系のOSで標準的なエディタでemacsがあります。emacsはエディタ以上の強力なツールです。というのは、emacsの上でブラウザやメーラ、あるいはシェルのインタープリタやデバッガなどを扱えるので、emacsの上だけでかなりの作業を行うことができます(やろうと思えば)。
emacsは独特のキーバインドを提供しています。キーバインドというのは、いくつかのキーを組み合わせて1つの機能を呼び出すものです。はじめて聞く人には抽象的で分かりずらいかもしれませんが、具体的な作業で説明すると次のようになります。「1行を切り取って、別の場所に貼り付ける」場合を考えます。”普通の”エディタでは、
emacsでキーバインドを使うと、次のようにキーボードだけで行うことができます。
前置きが長くなりましたが、本記事ではemacsのキーバインドで気になったものをピックアップしてまとめます。大抵は、自分が忘れていたものをピックアップするので、網羅的なものではありません。
随時、追加していきます
iTuneライクな音楽ファイル管理ソフトのRhythmboxを使って、iPodの曲を管理するために必要な設定をまとめる。
メニューバーの「編集」にある「設定」という項目を選択して、設定ウィンドウを開く。デフォルトでは、以下の画像のように、「フォーマット」はoggマルチメディアが選択されている。
ここで、mp3を選択すれば良いが、デフォルトではmp3のコーデックがないので選択できない。したがって、Synapticなどでコーデックをインストールする。インストールリスト:
iPodをPCに接続すると、RythmboxのウィンドウにiPodのアイコンが現れる。アイコンの中にある音楽ファイルがリストで表示されている。これらの音楽ファイルを選択して、フォルダにドラッグ&ドロップすると、ローカルPC内に音楽ファイルをコピーできる。
中古で入手したThinkpad X31は時刻が大幅にずれていたので、その修正の方法および調査結果をまとめる。
linuxでは、リアルタイムクロック(RTC)とシステムクロックの2種類の時刻を扱っている。リアルタイムクロックは、ハードウェア的に時刻を計測しているもので、コンピュータの電源をシャットダウンしても付属の電池で計測している。一方、システムクロックはOSの起動時にRTCから時刻を取得して、その後はOSが計測・管理している時刻のこと。したがって、サーバなどのようにシャットダウンすることなしに長時間OSを稼働させる場合には、RTCから時刻がズレしてしまう。
$ hwclockでRTCを確認してみると、RTC自体の時刻がズレていることが分かった。RTCを修正する方法はいくつかある。
ntpサーバを利用する方法: ntpdateというコマンドを使って、ntpサーバに接続してシステムクロックをntpサーバに同期させて、その後にRTCをシステムクロックに同期させる方法。何回か試してみたが、なぜかうまくntpサーバと同期できなかった。ネットで調べてみると、システムクロックが大幅にずれていた場合には同期できないなどという情報があった(真偽は不明)。したがって、この方法は断念した。
手動でシステムクロックを修正する方法: 例えば、以下のように手動でシステムクロックを設定する。
$ sudo date -s '2008-10-05 23:23:25'ちなみに、現在時刻は、情報通信機構のWebサイトなどで確認できる。
次に、ntpdateでntpサーバと同期する(上ではうまく出来なかったが、今回はできた)。
$ sudo ntpdate ntpサーバのURL
RTCをシステムクロックに同期させる。
$ sudo hwclock --systohc
インターネットラジオを聞くためのソフトとその設定についてまとめる。
以下のソフトをsynapticでインストールした。
インターネットラジオ局を探して、tuningするソフト - streamtuner
ラジオを録音するソフト(オプション) streamripper
デフォルトでstreamtunerは、xmmsを呼び出して再生するようになっている。設定で、以下のようにaudaciousに変更する。(Ubuntu8.04ではxmmsは利用できないので。)
audaciousはwinampなどのスキンを適用して、外観を変えるには以下のように設定する。
skinz.orgなどのサイトからスキンを解凍しないでダウンロードする。
audaciousの設定のスキンの一覧にドラッグ&ドロップして、選択する。
emacsで辞書に単語を登録する方法
本ブログの趣旨と少し違うが、今回はwebサイトを作成したときに検索サイトに登録するときのチップスをまとめる。
Google web マスターツールを使って登録する。 Webサイトのheadセクションに指定のメタタグを挿入して、登録する。
Yahoo! Site Explorerに登録する。 Webサイトのheadセクションに指定のメタタグを挿入して、登録する。
登録サイトにURLを登録する。ロボットが巡回してくれる。
MSN Live searchにURLを登録する。
Yahooカテゴリの適切なカテゴリで「サイトの登録・変更」というところから登録する。
ImageMagicのコマンドラインからの画像処理について、チップスを追加する。
画像を時計回りに30度だけ回転する。
$ convert -rorate 30 before.jpg after.jpg
画像の上下を反転する。
$ convert -flip before.jpg after.jpg
画像の上下を反転する。
$ convert -flop before.jpg after.jpg
しきい値を指定して画像を2値化する(輝度値が30度未満は黒、それ以外は白にする)。
$ convert -threshold 30 before.jpg after.jpg
枠を付ける。
$ convert -border 10x10 -bordercolor black before.jpg after.jpg
ぼかす。
$ convert -blur 10 before.jpg after.jpg
間引く。
$ convert -sample 10% before.jpg after.jpg
本記事は、以下のサイトを参照してまとめた。とても分かりやすくまとめられている。 「ImageMagicによる基本的な画像処理」
過去の記事を月ごとにまとめています。三角印をクリックすると、過去の記事の一覧が表示されます。
お気に入りのWebサイト(一部、外部サイト)へのリンクの一覧です。