Linuxユーザの立場から、役立つ情報や困ったときの解決方法を分かりやすく、かつ簡潔に記事にまとめています。主に、Ubuntu 8.04(→9.04)やCentOS 5.2(→5.3)で確認したことですが、他のディストリビューションでも応用できると思います。内容は(1)設定ファイルの書き方(2)役立つソフトウェア紹介やインストール方法(3)便利なコマンドの使い方や活用例(4)困ったときの解決方法です。このページの末尾にキーワード別で記事を分類してあります。また、真上の「ブログ検索」フォームからブログ内の記事を検索できます。

2009年3月24日火曜日

Ubuntuでマルチディスプレイ このエントリーを含むはてなブックマーク

本記事では、Ubuntuでマルチディスプレイを設定する方法をまとめる。

マルチディスプレイ

マルチディスプレイは、複数のディスプレイにまたがってデスクトップ領域を表示させることをいいます。ラップトップをあまり持ち運ばなくてデスクトップ代わりに使っているときは、別に用意した液晶ディスプレイとキーボードをラップトップに接続してマルチディスプレイにすると、快適な作業ができます。

設定

私の使っているUbuntu 8.04では、簡単にマルチディスプレイを実現できました。設定方法を説明します。まず、別に用意した液晶ディスプレイとキーボードとマウスをラップトップに接続します。次に、Xの設定をします。設定ファイル/etc/X11/xorg.confのscreenセクションに次のdisplayサブセクションを挿入します。私は1024x768のモニタを2つ並べるので、2048x768に設定していますが、ここの部分は各自の環境に合わせて設定します。

Section "Screen"
        Identifier      "Default Screen"
        Monitor         "Configured Monitor"
        Device          "Configured Video Device"
        SubSection "Display"
                          Virtual         2048 768
        EndSubSection
EndSection

設定ファイルは、Xを再起動すれば読み込まれます(再ログインすれば良い)。そして、システム→設定→画面の解像度でスクリーンのクローン化のチェックボックスを外すと、認識されているディスプレイが表示されます。後は、ディスプレイの位置関係や、解像度などを設定すればOKです。

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