Linuxユーザの立場から、役立つ情報や困ったときの解決方法を分かりやすく、かつ簡潔に記事にまとめています。主に、Ubuntu 8.04(→9.04)やCentOS 5.2(→5.3)で確認したことですが、他のディストリビューションでも応用できると思います。内容は(1)設定ファイルの書き方(2)役立つソフトウェア紹介やインストール方法(3)便利なコマンドの使い方や活用例(4)困ったときの解決方法です。このページの末尾にキーワード別で記事を分類してあります。また、真上の「ブログ検索」フォームからブログ内の記事を検索できます。

2009年3月24日火曜日

内臓CDドライブのない古いラップトップに最近のLinuxを入れるには このエントリーを含むはてなブックマーク

内臓CDドライブのない古いラップトップに最近のLinuxを入れるのは難しいらしい。そこで少し色々調べた結果をまとめてみる。

事情

古いパソコンでは外付けのCDあるいはDVDドライブ、USBなどから起動できない場合が多い。だから、内臓CDドライブのない古いラップトップにLinuxをインストールするときは、FDから起動してインストールすることになる。しかし、kernel2.6では、ブートイメージが大きくてFDに入りきらないため、FDからのインストールが利用できない。

どうするか?

例えば、Windowsが既にインストールされていたら、wubiというexe形式のインストーラでubuntuをインストールできる。ただ、ubuntu以外のディストリビューションではこういった方法はできない(おそらく)。

勧められないけれど、他の方法もある。まずHDDを取り出して、比較的最近のラップトップに入れてインストールする。この方法だとハードウェア構成が異なるから、元のPCにHDDを戻したら起動できなくなるとか、いくつかのデバイスが使えなくなるとか、うまくいかない場合があるらしい。

さらに別の方法は、既にLinuxがHDDにインストールされている場合に使える方法。例えば 、旧バージョンのLinuxがインストールされている場合を想定してみる(旧バージョンのものだと古いPCにもインストールできる場合がある)。そして、インストールしたいバージョンのインストールイメージvmLinuz, Initrd.imgをリポジトリから取ってくる。それらを/bootディレクトリに配置する。ブートローダにgrubを使っているならば、次のように起動時のパラメータで先ほど配置したイメージを指定するように設定ファイル/boot/grub/menu.lstを編集する(bootが別パーティションの場合)。

title CentOS (適当に名前をつける)
        root (hd0,0)
        kernel /vmlinuz ro root=LABEL=/1 rhgb quiet
        initrd /initrd.img

これで再起動すればインストーラが起動する。後は、ネットワークからインストールするとか、手持ちのDVDなどからインストールすれば良い。

参考サイト

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