内臓CDドライブのない古いラップトップに最近のLinuxを入れるのは難しいらしい。そこで少し色々調べた結果をまとめてみる。
事情
古いパソコンでは外付けのCDあるいはDVDドライブ、USBなどから起動できない場合が多い。だから、内臓CDドライブのない古いラップトップにLinuxをインストールするときは、FDから起動してインストールすることになる。しかし、kernel2.6では、ブートイメージが大きくてFDに入りきらないため、FDからのインストールが利用できない。
どうするか?
例えば、Windowsが既にインストールされていたら、wubiというexe形式のインストーラでubuntuをインストールできる。ただ、ubuntu以外のディストリビューションではこういった方法はできない(おそらく)。
勧められないけれど、他の方法もある。まずHDDを取り出して、比較的最近のラップトップに入れてインストールする。この方法だとハードウェア構成が異なるから、元のPCにHDDを戻したら起動できなくなるとか、いくつかのデバイスが使えなくなるとか、うまくいかない場合があるらしい。
さらに別の方法は、既にLinuxがHDDにインストールされている場合に使える方法。例えば 、旧バージョンのLinuxがインストールされている場合を想定してみる(旧バージョンのものだと古いPCにもインストールできる場合がある)。そして、インストールしたいバージョンのインストールイメージvmLinuz, Initrd.imgをリポジトリから取ってくる。それらを/bootディレクトリに配置する。ブートローダにgrubを使っているならば、次のように起動時のパラメータで先ほど配置したイメージを指定するように設定ファイル/boot/grub/menu.lstを編集する(bootが別パーティションの場合)。
title CentOS (適当に名前をつける) root (hd0,0) kernel /vmlinuz ro root=LABEL=/1 rhgb quiet initrd /initrd.img
これで再起動すればインストーラが起動する。後は、ネットワークからインストールするとか、手持ちのDVDなどからインストールすれば良い。
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