本記事では、Google検索テクニックの基本を簡単にまとめる。
世の中には膨大な量のwebサイトがあり、その中から知りたい情報にたどりつくことには困難が伴う。単にキーワードを列挙するだけでは検索結果に多くのノイズが含まれてしまうため、キーワードの列挙以上の検索テクニックを知っておくことは便利であるし、効率的でもある。ゆえに、以下ではいくつかの基本的な検索テクニックをまとめる。
フレーズ検索
「Operation not permitted」などのエラーメッセージに関する情報をWebで調査したいときに、Googleの検索ボックスにそのまま入れると各単語のつながりが考慮されなくて適切でないことがある。
その場合は、
"Operation not permitted"
のように二重引用符でまとめると良い。
ブール演算
複数の単語を列挙した場合、デフォルトではそれらをすべて含むWebサイトが検索結果になります。
例) 「google hack 」は
google AND hack
と同じです。
ANDは大文字です。
同じようにORを使うこともできます。ORは大文字です。
例)
google (ハック OR hack)
ORの代わりに「|」(パイプ)を使うこともできます。
google (ハック | hack)
マイナス検索
google (ハック OR hack)
で検索すると、オライリーの同名の書籍が検索結果に多く含まれるでしょう。
しかし、書籍でなくWebサイトに書かれている情報に興味がある場合は、
google (ハック OR hack) -オライリー
とすれば、多くの不要な情報は除去できます。
マイナスとキーワードの間にはスペースを入れないでください。
もちろん除去されたいくつかの情報は有益なものかもしれませんから、除去するキーワードは適切に選択する必要があります。
類義語
類義語を使った検索もできます。
google ~ハック
のようにハックの先頭にチルダを付けると、ハックの類義語も含めて検索されます。
チルダとキーワードの間にはスペースを入れないでください。
ワイルドカード
フレーズの中の単語を任意にしたいときは「*」(アスタリスク)を使います。
"linux * ~howto"
で検索すると、The Linux BootPrompt-HowTo, Linux Networking HowTo, Linux NFS-HOWTOなどlinuxに関する各種howto文書がヒットします。
その他のチップス
特別構文
注意:allのつく構文は、他の構文と組み合わせて使うことはできません。単独で使ってください。
英語のページだけを検索
英語で書かれたページだけを対象に検索したいときには、URLの末尾に
&hl=en&lr=lang_en
を付け加えます。
例えば、「google」というキーワードで検索したとき、次のようなURLで検索されていました。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&lr=&rlz=1G1GGLQ_JAJP294&sa=X&oi=spell&resnum=0&ct=result&cd=1&q=google&spell=1
このURLの末尾に先ほどのキーワードを追加します。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&lr=&rlz=1G1GGLQ_JAJP294&sa=X&oi=spell&resnum=0&ct=result&cd=1&q=google&spell=1&hl=en&lr=lang_en
ちなみに、アンド記号(&)はキーワードをつなげるときの結合子のような役割があります。
- hl=en 検索結果のページの表示言語を英語に指定
- lr=lang_en 検索対象の言語を英語に指定
URLの前方に既にhl=jaなどと書かれていますが、後に書いた方が優先されます(今の場合ではhl=enが優先されます)。
参考文献:
「Google Hacks 第2版—プロが使うテクニック&ツール100選」Tara Calishain (著), Rael Dornfest (著)オライリージャパン 第2版
この本にはもっと面白いハックがたくさん載っています。