Linuxユーザの立場から、役立つ情報や困ったときの解決方法を分かりやすく、かつ簡潔に記事にまとめています。主に、Ubuntu 8.04(→9.04)やCentOS 5.2(→5.3)で確認したことですが、他のディストリビューションでも応用できると思います。内容は(1)設定ファイルの書き方(2)役立つソフトウェア紹介やインストール方法(3)便利なコマンドの使い方や活用例(4)困ったときの解決方法です。このページの末尾にキーワード別で記事を分類してあります。また、真上の「ブログ検索」フォームからブログ内の記事を検索できます。

2009年2月11日水曜日

grubにパスワードを設定する このエントリーを含むはてなブックマーク

本記事では、linux(主にUbuntu)でgrubパスワードを設定する方法をまとめる。grubをパスワードで保護する理由は、シングルユーザモードへのアクセスを防ぐことなどが挙げられる。シングルユーザモードで起動すると、パスワードなしでrootとしてログインできるからです。他の理由は、参考サイトの"Biosとブートローダのセキュリティ"に簡潔にまとめられています。

設定ファイルの編集

Ubuntuの場合、設定ファイルは/boot/grub/menu.lstである(他のLinuxでは/boot/grub/grub.confなど)。 以下のようにパスワードを設定する箇所がある。

## password ['--md5'] passwd
# If used in the first section of a menu file, disable all interactive editing
# control (menu entry editor and command-line)  and entries protected by the
# command 'lock'
# e.g. password topsecret
#      password --md5 $1$gLhU0/$aW78kHK1QfV3P2b2znUoe/
# password topsecret

password   hogehoge
という具合で、hogehogeというパスワードを設定する1行を挿入すれば良い。 このファイルはパーミッションでroot権限を持つユーザだけが閲覧できるように しておけば、直にパスワードを書き込んでも良いかもしれない。 さらに安全にしたいならば暗号化すれば良い。

パスワードの暗号化

grubコマンドを実行してgrub シェルを起動する。

$ grub
プロンプトが現れるまで、少し時間がかかるかもしれない。

md5cryptで暗号化する。

> md5crypt
Password: hogehoge
Encrypted: 暗号化されたパスワード
暗号化されたパスワードをコピーして、先ほどの設定ファイルで 直にパスワードを書いていた行の代わりに
password   --md5  暗号化されたパスワード
を挿入する。

参考サイト

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