Linuxユーザの立場から、役立つ情報や困ったときの解決方法を分かりやすく、かつ簡潔に記事にまとめています。主に、Ubuntu 8.04(→9.04)やCentOS 5.2(→5.3)で確認したことですが、他のディストリビューションでも応用できると思います。内容は(1)設定ファイルの書き方(2)役立つソフトウェア紹介やインストール方法(3)便利なコマンドの使い方や活用例(4)困ったときの解決方法です。このページの末尾にキーワード別で記事を分類してあります。また、真上の「ブログ検索」フォームからブログ内の記事を検索できます。

2008年10月26日日曜日

gnome-terminalを設定する。 このエントリーを含むはてなブックマーク

本記事では、gnome-terminalでフォントや色の設定をまとめる。

端末(ターミナル)

端末とは、システム内部にコマンドで命令を伝えるときの窓口に対応するものである。

gnome-terminal

ドルマーク($)の直後のカーソルが点滅しているところに、コマンドを入力してEnterを押すことで、システムに指定の動作をするように伝える。上の図では、lsコマンドを入力して、現在のディレクトリ(/usr)にあるファイルおよびディレクトリの一覧を表示させている。このように、ユーザは端末を介してシステムと対話することで、作業を行う。

フォントの設定

上の図ではメニューバーが非表示になっているが、表示されていれば、「編集→現在のプロファイル」を選択する。そうでなければ、端末上で右クリックすればメニューが現れるので、「このプロファイルの編集」を選択する。すると、次のダイアログが現れる。

プロファイルの編集
メニューバーがうっとおしい場合は、上の図のように「新しい端末の中にメニューバーをデフォルトで表示する」のチェックを外す。また、フォントはドロップリストから好きなものを選ぶ。私は「Bit stream Vera Sans Mono」のサイズ11のフォントにした。

色の設定

次に、テキスト色と背景色の設定を行う。「色」というタブを選択すると、次のダイアログとなる。「システム・テーマの色を使用する」のチェックを外して、「組み込みスキーム」から「明るい黄色地に黒文字」を選択した。

ウィンドウの縁

GNOME Artというサイトに各種テーマが置いてあるので、好きなものをダウンロードする。tar.gzなど圧縮されているファイルは解凍しないでそのままローカルPCに保存する。「システム→設定→外観の設定」で、次のダイアログが現れる。

外観の設定ダイアログ
「インストール」ボタンをして、ダウンロードしてファイルを選択する。すると、上の図の枠の中に、ダウンロードしたデザインのウィンドウのアイコンが現れるので、それを選択すると外観が変わる。

ちなみに私がダウンロードしたのは、WindowBorderというジャンルにあるMWMというウィンドウの縁のデザイン。昔のウィンドウマネージャのことはあまり知らないのだが、FVWMというウィンドウマネージャでよく見る外観である。

設定したWindowBorder

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